2007年 7月~12月

■ 2008/12/17 みなとみらいの新高層オフィスビルの屋上に風力発電機
三菱地所が計画を進めていたみなとみらい21地区33街区の高層オフィスビル「MMパークビル」が12月15日、完成した。 同ビルは、みなとみらい線「みなとみらい駅」の真上に位置し、駅から直接アクセス可能な立地で、地上16階地下1階建て、延べ床面積約52,000平方メートル。1階に横浜銀行やコンビニなどの店舗が入居し、2階から上をオフィス。公共空間に中庭を配置し、屋上には小型風力発電機を設置するなど環境に配慮した作り。

■ 2007/11/13 三菱電機など、再生可能エネルギーのみでの自立運転に成功
三菱総合研究所、三菱電機、青森県八戸市の3者は、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの委託事業「新エネルギー等地域集中実証研究」の一環として、太陽光発電などの再生可能エネルギーのみを用いて商用電力系統と同等の高品質な電力品質を得ながらの自立運転に世界で初めて成功したと発表した。

■ 2007/11/02 電力量は6年間で約10倍
「新エネルギー・産業技術総合開発機構」によると、国内の風力発電の導入状況は07年3月末時点で計約1300台。発電量は計約150万キロワットに上り、01年と比べ約10倍に増えた。
都道府県別でみると、北海道で最も導入が進んでいる。増加の大きな要因となったのは、風力など新エネルギーで発電された電気の一定量を、電力事業者に買い取るよう義務付ける法律が03年までに施行されたことだ。経済産業省の総合資源エネルギー調査会がまとめた報告書では、10年度までの導入目標を現在の2倍、総量300万キロワットと定めている。

■ 2007/10/23 「ワット神戸」独自の小型風力発電販売
兵庫県内の中小企業でつくるグループ「ワット神戸」(神戸市中央区)は年内にも、自前で開発した小型風力発電装置「風の妖精サンシルフィー・ワット」の本格的な受注生産に乗り出す。独自ブランドの製品を販売し、省エネルギーの推進に弾みをつける。ワット神戸によると、風速一・五メートルで発電可能。すでに兵庫県の外郭団体「ひょうご環境創造協会」の発注で六甲山上に一基を設置。現在、神戸市内の学校などから引き合いもあるという。今後は「風の妖精」ブランドを使い、設置場所に合うデザインを施した製品をシリーズ化する。

■ 2007/10/17 タービンを使わない風力発電 『windbelt』
カリフォルニア州に住む28歳の発明家 Shawn Frayne 氏は、タービンを使わずに風力発電を行なう『Windbelt』を考え出した。既存のマイクロタービンと比べて、10倍から30倍効率的だという。Windbeltは、「ねじり振動」で有名なタコマ・ナローズ橋からヒントを得て作られた。1940 年、米国ワシントン州で開通して数カ月の同橋は、秒速18 メートル前後の風を受けて発生した振動が橋の共振を引き起こし、数十分で崩壊した。Windbelt は、フレームの内側にプラスチック製の紐を張り、その紐の両端に磁石を取り付けた構造になっている。風が吹くと、(草笛がなるのと同じ原理で) 紐が震え、磁石がワイヤーコイルの中で動いて電気が発生する。
参考サイト:
http://link.brightcove.com/services/player/bcpid1214137061?bctid=1233395616

■ 2007/10/11 「新エネルギー世界展開幕」
太陽光発電や風力発電、バイオマスエネルギーなど、新エネルギー分野の製品・技術などを一堂に集めた「第2回新エネルギー世界展示会」(主催・再生可能エネルギー協議会)が10日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。2回目となる今回はエネルギーや電機、自動車などの大手企業のほか大学、地方自治体など全部で176の企業・団体が参加した。会期は12日まで。入場無料。出展会社の技術説明会、セミナーなども開かれる。3日間で2万人の来場者を見込んでいる。

■ 2007/10/08 与那国 風力発電の羽根折れる
台風15号は瞬間最大風速 63.2メートルの猛烈な暴風で至るところにつめ跡を残した。
5日の夜の警報発令とともに、防災無線で台風情報で警戒が呼びかけられたが、風がおさまるまで、町民は恐怖の 30時間を過ごした。台風一過の町内は電柱倒壊で停電、電話不通、漁船沈没など被害がでた。スーパーの軒が押しつぶされ、いたるところに倉庫や牛舎のトタンが散乱。東崎牧場内にある電力会社の風力発電塔の羽根は 2枚へし折られた。
台風によるけが人は今のところ確認されていないが、調査が進むにつれて被害は拡大すると思われる。久部良集落は電話不通のため、衛星ポータブル電話機と臨時携帯電話機が久部良多目的集会施設に設置される。

■ 2007/09/25 中電など超電導の貯蔵技術確立へ
中部電力などが、電圧や周波数が不安定になって品質が低下する問題を解消する実証試験を栃木県日光市で行っている。
そのカギを握るのが超電導電力貯蔵システム(SMES=スメス)と呼ばれる最先端の技術だ。電力自由化の進展を背景に遠隔地にある発電所から長距離送電したり、風力発電などの分散型電源が増加しているのに伴い、供給する電力の安定度や品質低下が懸念されている。
また、今夏は猛暑に加えて柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)が新潟県中越沖地震によって停止を余儀なくされ、電力の供給不安の問題も露呈した。
それを防ぐには「コンマ何秒」というレベルで、瞬時に大出力の電力を供給できるかが問われる。その意味でSMESは「うってつけの技術」(長屋重夫・中部電力技術開発本部電力技術研究所超電導グループ長、研究主査)と期待する。
SMESは、超低温下で電気抵抗がゼロになる超電導現象を利用し、電気エネルギーを磁気エネルギーに変換して超電導コイルの中に貯えておく装置。瞬時に大容量の電力を繰り返し充電、放電できる点が売り物だ。SMESの導入が期待できる場所は、製鉄工場や新幹線の通過時など一時的に電力負荷がかかる場所。実用化に向けた計画は着々と進んでいる。

■ 2007/09/23 共同設置増え185基 (全国集会調査報告)
市民の手で自然エネルギーを活用しようと、一九九七年に滋賀県で始まった市民共同発電所が、ことし九月までに百八十五基に達したと、二十二日から大阪市内で始まった「市民共同発電所全国フォーラム2007」で報告された。
自然エネルギーの普及や地域活性化・環境まちづくりをめざそうというとりくみで、現在、発電出力の総計は約一万六千キロワット 。全国で市民共同発電所づくりにとりくむ団体は昨年の調査から約一・五倍の七十一団体に。北海道から鹿児島県まで三十四都道府県に拡大。設置された発電所は、太陽光発電が百六十四基、風力発電が二十基、小型水力発電が一基で計百八十五基。発電出力は、太陽光発電だけで千キロワット、風力発電は一万四千キロワットをこえた。

■ 2007/08/27 風力発電ビジネス
主戦場はアジアに利用可能なエネルギー量が多く、クリーンな新エネルギーとして注目される風力発電。地勢が平坦で安定した風が得られる国が多い欧州で先行して普及が進み、デンマークでは全電力供給量の18%、ドイツ、スペインでは8%が、それぞれ風力発電で賄われるまでになった。
出遅れていたアジア市場も拡大しており、エネルギー確保に悩むインドや中国での普及が進み始めている。世界的に需要は拡大を続けており、2006年度には新規に1500万kW分の風力発電設備が導入され、市場規模は年間1兆円に達したようだ。

NPO法人風のホームページ: 2007年 7月~12月
http://kaze-net.jp/npo//article.php/20090728102301963