2005年 1月~4月

■2005/04/30 御岳すそ野標高1800mで風力発電計画
高山市朝日町と下呂市小坂町境の御岳すそ野、標高約1800mの高原地帯の国有地で、風力発電用の風車を設置する計画が進められている。設置を計画しているのは、名古屋市北区の斐太工務店。二〇〇三年十月から風況調査を実施し、南西を中心に平均毎秒六-七メートルの風があることなどから事業採算性が高いと判断した。計画では、最大出力2000kwの風車10基を建設。施設で発電した電力を中部電力に売却する予定。

■2005/04/15 アジア最大の風力発電所が内モンゴルで5月に着工
内モンゴル自治区の二連浩特市とカナダのAVALON POWER GROUP(埃伏隆電力股フン有限公司)が共同で建設するアジア最大規模の風力発電所が5月末にも着工することがこのほど明らかになった。12億ドルを投じて建設するもので、両者は2004年4月に同発電所建設で合意していた。2008年の発電開始を計画している。発電所・施設面積は200平方キロメートル、発電ユニットの出力は計100万キロワット。第1期工事では5万キロワット、第2期工事では30万キロワットの発電設備を建設する。発電所の設計は中国華北電力設計院が担当している。

■2005/03/26 エコロ21、タクシーの屋根の風力発電機で携帯電話充電サービス
タクシー会社、エコロ21(京都市、五十嵐道和社長)は4月1日から車載の風力発電機で起こした電気で携帯電話を充電するサービスを始める。まず1台で試験し、評判が良ければ全車に採用する。 乗客は無料で充電できる。タクシーの屋根に付ける車屋灯を特注し、プロペラ式風力発電機を組み込んだ。1基30万円前後という。

■2005/03/11 世界の風力発電20%の伸び
昨年1年間に世界各地で新設された風力発電施設の発電規模は、前年から 20%増え、大型原発7基分に匹敵する計797万6000キロワットに上ることが、世界風力エネルギー協会(GWEC、本部・ベル ギー)のまとめで分かった。スペインとドイツでは、地球温暖化対策もあって約200万キロワットも増えたのに対し、日本はその10分の1足らずの19万キロワット弱。米国やイ ンド、中国よりも少なく、日本の遅れが目立った。

■2005/03/02 環境大国ドイツ、風力発電で世界の4割 1万8500ギガワット時
環境大国のドイツで、風力を利用した発電が年々増加する傾向にある。2003年の風力発電量は1万8500ギガワット時、ドイツの03年の風力発電による消費量は、電力全体の約4%、過去5年間で約4倍に増え、世界の風力発電全体の4割を占めるまでになった。

■2005/02/15 海の風車 浮く発電 東大など実用化目指す
広い海に風車を建設する洋上風力発電は、ヨーロッパなどで実用化されている。しかし遠浅の海でないと難しい。「では海に風車を浮かべたらどうか」と、東京大学、海上技術安全研究所、鉄道建設・運輸施設整備支援機構などのグループが「浮体式洋上風車」の開発に取り組んでいる。基礎研究の段階だが「技術的にはかなりのレベルに来ている」という。

■2005/02/07 前NY市長の投資会社、日本の風力発電に500億円
ジュリアーニ前ニューヨーク市長が経営するコンサルティング・投資会社、ジュリアーニ・パートナーズは米資産運用会社と組み、風力発電事業を手掛けるグリーンパワーインベストメント(東京・港、堀俊夫社長)に500億円投資する。地球環境に優しい風力発電事業は長期的な成長が期待できると判断。@社会的貢献度の高い企業に投資する」(ルドルフ・ジュリアーニ氏)との方針にも合致した。

■2005/02/04 ドイツで世界最大の発電風車が稼働
2004年の10月3日、「風のニュース」で紹介したドイツの世界最大の風力発電用の風車が2月2日、ドイツ北部のブルンスビュッテルで本格稼働を開始しました。風車は高さ183メートル、回転翼の長さは61.5メートルで、1枚の重さは18トンある。この1基で約4500世帯分の消費電力を賄えるとのこと。

■2005/02/02 風力発電、玄海町で稼動 5700世帯分1900万kw時発電
玄海町で1日、風力発電施設(風車6機)が稼働。酉島製作所(本社・大阪府高槻市)の子会社「玄海風力エネルギー開発」が、昨年1月から建設を進めていた。玄界灘に向かって並ぶ。1基1500キロワット9基。風の強さに応じて、羽根の角度が変わり、ほぼ一定の速度で回転する。風速3メートルで発電を始め、同12メートルで定格出力に達する。同25メートルになると自動的停止する。風の向きに応じて、風車は360度回転する。

■2005/01/26 愛知万博でそよ風で発電する55センチマイクロ風力発電機
愛知万博のワンダーサーカス電力館の前庭では、顔に感じるぐらいのそよ風で風車が電気を生み出す高さ4メートルのマイクロ風力発電機が7機が設置される。充電池と組み合わせて夜間、案内板を照らすという。鉄塔メーカーの那須電機鉄工(本社・東京)が開発した。風速が毎秒1.5メートルで回りだして発電を始め、3メートルで充電開始。5メートルでも1機4ワットと出力は小さいが、7機に充電池を組み合わせて、9ワット分の照明を5~6時間つけることができる。発光ダイオード(LED)を使うため明かりは鮮明だ。 ギリシャ神話のそよ風の女神にちなみ「アウラ500」と命名。フランス人デザイナーが手がけた。

■2005/01/20 中国・アジア最大級の洋上発電所を建設へ-2000キロワットの巨大風車100基を設置計画
浙江緑能投資有限公司は10日、浙江省舟山市岱山県と洋上風力発電所の建設プロジェクトの投資協議を締結、投資総額は20億元での計画を発表。岱山県拷門防波堤付近の浅海域60平方キロメートルに、2000キロワットの巨大風車100基を設置する。発電容量は20万キロワットで、アジア最大級の洋上風力発電所となる。岱山の浅海域は広大で、年間平均風速は毎秒6.4メートル。このうち、発電可能な風速に達した累計時間は年間6795時間と風力資源も豊富。岱山県の計画では、衢山、長塗、拷門3カ所に風力発電所を建設し、2020年までに50万キロワットの発電体制を構築する予定。

■2005/01/19 アメリカ・新開発のセンサーで雲の中の雷を観測-予報精度向上
アメリカのサンディエゴで9日から13日まで開催さた米国気象学会(AMS)の第85回年次総会の講演でウォルター・ライオンズ会長は、「新開発のセンサーで、雷雲の内部の動きが明らかになってきた。これにより、パイロットやゴルファーからスタジアムの運営責任者、さらにはスペースシャトルの乗組員など、さまざまな人々に向け、危険な雷について今までよりも早く警報を出せるようになりつつある。また、これにより暴風雨の仕組みへの理解が深まれば、竜巻から危険な雹(ひょう)や霰(あられ)まで、あらゆる予報の精度が向上することになる。雲の中でいま何が起きているかを明確に把握できるようになれば、予報やナウキャスト[時間的・空間的に、よりきめ細かな予報]の精度が向上し、ひいては人の命を救うことにもつながる」と、語った。

■2005/01/18 日本のユーラスエナジー、風力発電事業-世界トップ3入り
ユーラスエナジーホールディングス(東京都港区、永田哲朗社長)が世界で立地した風力発電設備の合計規模が、04年末で100万キロワットを突破した。これは、世界の風力発電事業者で3指に入る規模。ユーラスエナジーホールディングスは東京電力とトーメンの共同出資会社で、日本と欧州、米国で風力発電事業を展開している。日本ではこれまでで最大規模となる釜石広域ウインドファーム(出力4万2900キロワット)が04年末に操業を開始したのをはじめ、国内の発電規模は計18万4000キロワットに達した。

■2005/01/14 沖縄の高校生が手作りで風力発電機
沖縄の南部工業高校の風力発電同好会のメンバーらが「環境保護やエネルギー資源の開発に貢献しよう」と昨年9月から4ヶ月かけて最大出力500ワットの風力発電機を製作。11日、同校校庭で発電機を組み立て発電を開始。弱い風の中でも70ワットのライトを点灯させた。発電機やプロペラの軸受け以外、すべて生徒らの手作り。発電した電気は今後、バッテリーに蓄電され非常時用の電源として使用する予定。

■2005/01/10 全米で風力発電拡大
アメリカの連邦政府の風力発電事業者に対する1キロワット時間(電力量の単位)当たり1ドル80セントの税優遇措置(適用期間1年)により、電力会社が2005年に少なくとも21州に発電用の風車を建設する。アメリカでの風力発電は現在、国内の電力供給源の1%に満たないが、エネルギー情報局は、この建設ラッシュで2020年までには6%になると予想している。

■2005/01/05 京丹後市『京都エコエネルギープロジェクト』
読売新聞の『国際条約京都議定書発効に向けて』の特集号に、京都府京丹後市(旧弥栄町)の太鼓山の発電所と風の学校京都を紹介。また、京都府が応募した独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構からの5年間の委託事業で、今年秋から京丹後市で『京都エコエネルギープロジェクト』がスタートする。これは、野菜くずを使ったバイオガス発電、太陽光発電、風力発電を組み合わせ、最大850キロワットを市営団地や市立病院などの7施設に送る実験プロジェクト。

■2005/01/01 ドイツ・2004年太陽光発電市場、日本を抜き世界一に。
独では2003年電力会社に再生可能エネルギーを高値で買い取らせる固定買い取り制度が改められ、1キロワット時で最高70円で買い取っているため需要を押し上げている。このため生産量世界一のシャープは2004年12月に生産能力を年31万5000キロワットから年40万キロワットへ増強することを発表、05年もさらに10万キロワット規模で拡充する見通しだ。京セラも24万キロワット、三洋電機も15万キロワット、三菱電機も13万キロワットへそれぞれ年産能力をアップする。日本市場は04年度は住宅補助件数が6万件を突破して最高となり、再生可能エネルギーの導入も本格化している。

 

NPO法人風のホームページ: 2005年 1月~4月
http://kaze-net.jp/npo//article.php/20090516100708623